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執筆者の写真渡邊 優

僕は今まで必死に何かになろうとして来たんだと思う。

強くなりたい、すごくなりたい、立派になりたいと思って社長になったし。

お金を沢山稼げれば、きっと誰もが思う凄さを手に入れて、自分自身も穏やかに楽に生きれると思っていた。

カウンセラーになればきっと、何事にも動揺せず、鋼鉄の心を手に入れて強くなれると本気で信じていた。


でも、全く違った。

実際は自分の中の、柔らかくてぷにぷにした、生まれたての卵のようの軟い部分は何一つ変わっていなかった。

傷つくのを恐れて、痛みが怖くて、自分を守ることに必死になっていた。

そうして何者かになろうとしてきたんだと思う。痛みから自分を守るために。


これからは、ほんの少しずつでもいいから、自分の弱さやプライドを受け入れて、自分にOKを出して歩んで行こうと思う。

今日も感謝しながら。



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